コレステロール値と体重は相関関係にあります。適正体重ならばコレステロール値が高くなることはほとんどありませんが、肥満体系ならばコレステロール値は高くなります。肥満になるとコレステロール値のほか血圧や中性脂肪値も高くなる傾向にあるため、適正体重を保つことが重要です。まずは適正体重とは何かを見ていきましょう。

適正体重とは

適正体重を求めるためにはBMI指数を用います。BMI指数とは身長と体重の相関を示した指数で肥満度の指標となります。BMI指数は以下の式で求めることができます。

BMI=体重(Kg)÷(身長(m))2

例えば身長170cmの男性の体重が60㎏の場合は

60÷(1.7)2=20.76となります。

日本肥満学会ではBMI指数に基づき肥満度の分類を公開しています。

<日本肥満学会による肥満度分類>

BMI指数 肥満度
18.5未満 低体重(痩せ型)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

コレステロール値を下げるためにはこのうちの「普通体重」を目指すことが重要になります。

コレステロールを下げる運動とは

適正体重を保つために運動をすることは重要です。
現代の食生活はカロリーが過剰になりやすく、また年齢が上がれば上がるほど代謝が落ち、消費カロリーも低下する傾向にあります。
効果的に体重を落とし、コレステロール値を下げるためには有酸素運動が有効です。

ウォーキング:

ウォーキングは身体への負担が軽く、高齢の方や太りすぎの方でも無理なく行える運動です。今まで体を動かす経験がほとんどないという場合はウォーキングから始めるとよいでしょう。体重によっても消費カロリーは異なりますが、おおよそ1万歩歩けば300kcalの消費となります。脂肪は1kgがおよそ7000kcalなので1か月間続ければ1.2kgの体重減少となります。

ジョギング:

ジョギングはウォーキングより負荷の高い運動です。足腰や関節に負担がかかるため、今まで運動経験があまりない人はまずはウォーキングなどで体力をつけてから行うとよいでしょう。体重やどのくらいの速度でジョギングをするかでも変わってくるため、ジョギングでの消費カロリーを一概に言うことはできません。しかしウォーキングに比べて時間当たりの消費カロリーは2倍以上になります。ただし疲労もウォーキングより大きいため、より長く続けやすいほうを選ぶことが重要です。

コレステロール値を減らそうと運動を行う場合、まずはウォーキングやジョギングから始めるといいでしょう。手軽にいつでも行え、続けやすいことがメリットです。体重を落とすのは短期間では難しいため、長く続けられる運動を行うようにしましょう。

この記事の執筆者
医師/大見貴秀
専門分野:麻酔科